土木遺産とは、過去に造られた土木構造物のうち歴史的・技術的・文化的な価値が高く、次の世代に伝えるべきものを指します。対象となる施設は、道路・河川・橋梁・ダム・砂防・トンネル・上下水道などです。
群馬県内には、土木学会選奨土木遺産として17施設が認定されている一方、そのほかにも歴史的・技術的・文化的に価値が高い土木構造物(土木遺産)が数多く存在します。
土木学会選奨土木遺産とは、歴史・文化的に価値の高い土木構造物として広くPRし、貴重な土木遺産を保存し続けることを目的に、社団法人土木学会が平成12年度に創設した認定制度において選定された施設のことです。
その結果として、
などが促されることが期待されます。なお、認定に際しては土木学会本部および各支部に選奨土木遺産選考委員会が設置され、支部選考の施設を本部にて審査のうえ認定しており、令和7年度末において計550施設(群馬県内は17施設)が認定されています。
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| ➀丸沼ダム | |
| ➁榛名山麓砂防堰堤群 | |
| ➂吾嬬橋 | |
| ➃清水峠越新道 | |
| ➄剣崎浄水場 | |
| ➅雄川堰 | |
| ➆只川橋 | |
| ➇前橋地先の利根川の護岸と水制工 | |
| ➈柳瀬橋 | |
| ➉敷島浄水場配水塔 | |
| ⑪旧上野鉄道鬼ヶ沢橋梁 | |
| ⑫わたらせ渓谷鐵道関連施設群 | |
| ⑬JR上越線清水トンネル関連施設群 | |
| ⑭上毛電気鉄道関連施設群 | |
| ⑮土合砂防堰堤 | |
| ⑯鷺石橋 | |
| ⑰渡良瀬遊水地 | |
(公財)群馬県建設技術センターは全国に先駆け、県内にある土木遺産の存在・成り立ちを広く知っていただき後世に残すため、委員会により選定された土木遺産を「ぐんまの土木遺産(第一集、第二集)」としてとりまとめて発行しています。
「ぐんまの土木遺産(第一集)」では、構造物そのものだけではなく、当時の社会環境や時代背景および計画の思想やそれを造る知恵や技術など発想の原点にまで踏み込んだ上で、それぞれの時代を代表し、土木遺産に相応しいと思われる土木構造物を対象としました。それら構造物を学識経験者で構成される「土木遺産調査研究委員会」において検討・選定していただき、書籍として平成10年9月に発行しました。第一集では、明治時代から昭和30年代までに建設された歴史的に価値のある土木施設で、かつ県や市町村役場が建設あるいは管理している53施設が選定されています。
「ぐんまの土木遺産(第二集)」では、「歴史的に価値のある土木施設やその存在、成り立ちを後世に永く伝承すべき施設」をコンセプトに、学識経験者で構成される「土木遺産選定委員会」で検討・選定していただき、書籍として平成17年6月に発行しました。第二集は年代的な枠が若干広く、施設管理者などを地方公共団体に限定していない特徴があり、125施設が選定されています。
これら施設は、人々の目に触れ日常生活に直接的に寄与する構造物もあれば、砂防堰堤のように人里離れた山の中でその存在すら知られず人々の安全を守っている構造物もあります。しかし、いずれの施設も人々の命を守り、生活を潤し、快適な生活を営むため多くの土木技術者の英知と努力によって県土発展の礎として建設された貴重なものです。
<索引> (摘要に追加情報を記載しています)
<追加写真、動画> 五十音順 (順次追加作業中です)
・吾妻川水質改善施設(第一集 P210) 写真 動画(1) 動画(2)
・中之条ダム(第一集 P198) 写真 動画(1) 動画(2)