◆所在地 群馬県(みどり市,桐生市)及び栃木県(日光市) ◆年 代 大正元~昭和5年(1912~1930) ◆形式等 ①第二渡良瀬川橋梁 トラス2連桁+プレートガーダー1連の鋼製橋梁 橋長104.85m ②第一松木川橋梁 鋼製3連桁橋 橋長56.45m ③小黒川橋梁 鋼製3連桁橋 橋長54m ④小中川橋梁 鋼製2連桁橋 橋長40m ⑤手振山架樋 延長14.3mのコンクリート製の樋を古レールを 利用した支柱(鉄骨構造)で支えている。 ⑥第一神梅トンネル 隧道 延長166m ⑦第二神梅トンネル 隧道 延長27m ⑧笠松トンネル 延長362m ⑨(旧)琴平トンネル 延長59m ⑩足尾駅本屋 桁行20m 梁間6.4m 木造平屋建 ⑪大間々駅本屋 木造平屋建 ⑫上神梅駅本屋 桁行7間 木造平屋建 ⑬神戸駅本屋 桁行13m 梁間3.7m 木造平屋建 ⑭旧スイッチバック遺構 通過可能型スイッチバック式停車場 スイッチバック構造 ◆管理者 わたらせ渓谷鐵道(株) ◆特記事項 わたらせ渓谷鐵道関連38施設が国の登録有形 文化財 ◆認定理由 近代日本の産銅輸送の根幹を担った足尾鉄道 草創期の息吹と情趣を伝える施設群で、地域 コミュニティの要として継承される土木遺産 である。今回選奨遺産に推薦する施設は、開 業当初からの施設で大きな改築が行われてい ない橋梁・トンネル等の土木構造物、および 鉄道施設のうち利用者に最も馴染のある施設 である駅舎併せて14施設である。これらの構 成施設は、わが国の鉄道草創期の風情を今に 伝える鉄道関連施設であり『2800選』および 国登録として評価されている施設、また国登 録以外の施設にあっては開業当初の雰囲気を 伝えるとともに一定の評価ができる歴史遺産 である。さらに、その存続・維持への取り組 みをとおして、地域コミュニティーの形成と 地域への愛着心の醸成におおきく関わる文化 遺産でもある。 |
①第二渡良瀬川橋梁 |
➁第一松木川橋梁 | |
➄手振山架樋 | |
●関連動画サイト<外部リンク> ・BIRD’S-EYE「09 わたらせ渓谷鐵道」 ・BIRD’S-EYE Ⅲ「33 わたらせ渓谷鐵道沿線の風景」 |