◆所在地 群馬県富岡市~下仁田町(富岡市と下仁田町の行政界) ◆年 代 明治30年(1897) ◆形式等 2主桁プレートガーダー橋 橋長 L=10.0m W=1.0m 煉瓦積・切石積橋台 2基 ◆設計者・施工者 不明(施工請負:東京築地月嶋鉄工所と推測) ◆管理者 上信電鉄(株) ◆特記事項 富岡市指定重要文化財 下仁田町指定重要文化財 ◆認定理由 旧上野鉄道鬼ヶ沢橋梁は、絹産業の発展に、大きく貢献し た富岡製糸場等の産業活動を、輸送面で支えた旧上野鉄道 の開業時に、富岡市と下仁田町の行政界を流れる大谷川( 通称:鬼ヶ沢)に架けられた。橋台は、地元産の椚(くぬぎ) 石を加工した隅石を配した煉瓦積みで、造形的にも美しく、 明治時代の軽便鉄道の遺構として、本格的な造りの貴重なも のであり、明治30年当時の橋梁の現存例として、希少な土木 遺産である。また、上下端を切り欠き、主桁フランジあるい はアングルに固定しない構造となっていて、この形状は当時 の官設鉄道の標準設計には登場しない形状であり、大きな特 徴でもある。当時はフィート・ポンド制時代であり、この時 代にメートル単位で製作された大変珍しいものである。 |
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【特徴】 |
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